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「自分に正直に生きなさい」
どこかで耳にしたことのあるセリフだと思います。
今、心身が疲れている、ストレスが溜まっていると感じる人は「自分に正直に生きる」ことから遠ざかっているのかもしれません。
確かに、現実問題として、嫌だから会社や学校を辞めるというわけにはいかないし、嫌いな人とも関わらないといけないわけです。
それでも、心の負担を最小限にする生き方が出来たら良いと思いませんか?
その前に整理しておきましょう。
自分に正直に生きていないとするならば、短期的には嫌なこと、嫌な人と関わっているけれど、将来的には自分の役に立つと思っていることは、どの程度ありますか?
この整理の方法はとても重要です。
社会生活の中では100パーセント自発的な行動というわけにはいかず、他者からの指示、命令、依頼に基づいていることが多いです。
それらを、自己成長のためとか、誰かの役に立てることで嬉しいとか、要するに自分なりの動機付けに置き換えられるかどうかが問われます。
実は、ストレスが溜まっている状態では、同じことをしていても、それが無駄にことに思えてくるので、元気でやる気がある時期に、「それをすることに自分なりの理由」を見つけて置くことが乗り越えるコツなのです。
次に、それら自分なりの動機付けに当てはまらない別の理由が隠れていないか、自分に聴いてみます。
自分に正直になれないのが以下のような怖れが理由ではないですか?
・わがままだと思われたくない
・嫌われるかもしれない
・誰かに迷惑をかけたくない
・見放される、呆れられるかもしれない
このような怖れから行動し続けていると、イライラする。常に感情が不安定になる。自分には価値がないと思えてくる。何をしていても楽しくないというふうに生活全般に悪影響を及ぼします。
では、どうすれば良いのか?
上記の理由の語尾を全て「〜ても大丈夫」になおすのです。
・わがままでも大丈夫
・嫌われても大丈夫
・誰かに迷惑をかけても大丈夫
・見放されても、呆れられても大丈夫
というふうにです。
これらの怖れは、思い癖にもなりやすいため、環境が変わっても気付けば同じような心境に陥ることがあります。
自分に正直になるとは、自分を縛る思考から解放されることです。少しずつ取り組んでみませんか?
かきかわ統合医療相談室