083-941-6908 〒753-0016 山口県山口市緑ヶ丘5-11 [ 心療時間 ] 午前 9:00~12:30 / 午後 13:30~18:00 / 夜間 19:30~21:00※完全予約制(時間外はご相談ください) ※土・日・祝は夜間無し
カウンセリングでは、その時の状況をお尋ねすることに加えて、気持ち(考えたことや感情)について聞かせてもらいますが、それは、普段から意識していないと案外難しいものです。
自分のことについて話す時、大きく分けて2つのタイプが存在します。
①出来事と感情が入り混じる表現をする場合。
②感情だけを訴える場合。
①は例えば、「ママ友とうまくいかないから毎日つらいです」
というような表現方法です。
②は、例えば、「とにかく不安です」というような表現方法です。
特に②の表現方法を選択するタイプの人は、「どんな時に不安になりますか?」と尋ねても、「ほとんどです」「いつもです」というような感じで具体的なシーンを説明することが苦手である場合がほとんどです。
①の表現方法は一見具体的であるように思えますが、多くの思いこみが隠れています。
ママ友とうまくいかないと感じるのはなぜなのか?
うまくいっている状況とはどんな感じなのか?
自分の望む状況はどういうものなのか?
そもそも関係性がうまくいっていない=辛くなるのは全ての人に起こることではなく辛くなるのは、「ママ友とはうまくいって当然だ」「嫌われることは怖ろしいことだ」というような思いこみがあるのかもしれません。
①②いずれのケースでも、ゆっくりと時間をかけてみていくと自分の気持ちが理解できるようになります。
人が「うまくいかない」と考える時は、自分があるルールに捉われすぎている時だといえます。本来なら他人と上手くやっていくとか、他人には優しくするというようなルールは自分を守ってくれているのですが、時に自分が人生の主人公であることを忘れさせてしまうのです。
その結果、極端な選択をしてしまう場合があります。他人が気になりすぎて何も言えなくなる状態。もしくは、他人の意見を無視して自分の思いだけを通そうとして孤立するというようなことです。
バランスを取り戻すには自分の本当の気持ちを見つけることが大切です。