ネガティブ感情を手放す方法

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ネガティブ感情を手放す方法

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2018/05/28 ネガティブ感情を手放す方法

ネガティブ感情、たとえば憂うつ、怒り、悲しみ、イライラ、不安など、出来れば感じたくないですし、なるべく早く切り替えたいけれど出来ない。

 

辛いですよね。一晩眠るとたいていのことは忘れてしまう人が羨ましいと思うこともあるでしょう。

 

私自身も執着心が強いほうなので、切り替えには時間がかかるほうです。

 

言い換えればネガティブ感情の強さと感じている長さは、そのままストレス度に比例するので、ストレスは感じやすいと言えます。

 

昔はそういう自分を変えたいとも思っていましたが、この性質は、個性でもあるので、カウンセラーという仕事に活かせる部分も大きいので今は受けいれています。

 

感情に根っこの部分で関わっているのは自分の信念です。

・人に尊敬される人間でないといけない

 

このような信念=人生観、価値観があるとします。

 

①他人から間違いを指摘されたとき

②自分は一生懸命努力をしてしているのに他者が手を抜いているように思われ、なおかつ他者の方が評価が高かったとき

③成果を認めてもらえなかったとき

 

①から③の状況の時、どう思い、どんな感情に陥るでしょうか?

 

①では、恥ずかしいのを通り越して、間違った自分を許せない。隠ぺいしようと思うかもしれません。その結果、さらに理想の自分=尊敬される人間からは遠くなり苦しくなる。

②と③では他者を恨む気持ちが膨らみ理不尽な状況に我慢出来なければ暴言におよぶかもしれませんし、仕事を放棄するほど気力が減退するかもしれません。

 

日本人が子供の頃から教わる代表的な信念では、

 

・人から嫌われてはいけない

・他人に迷惑をかけてはいけない

・我儘はダメだ

・役に立つ人間であれ

 

このようなものがあります。私たちが大人になり、叱る存在(親)がそばにいなくなっても、実は自責の念として心に内在している親の自我が代わって自分を罰してきます。

 

「二度と同じ失敗をしないよう忘れるなよ!」と訴えてくるのです。これがしつこいネガティブ感情の要因です。

 

では、少しでも早く切り替えるためにはどうすれば良いでしょうか?

 

ネガティブ感情が残っているとき、その手間に起きた状況を振り返り自分の考えを見つけます。

 

「間違いを指摘され、きっと大したことない人間だと思われた」

「もう信頼はなくなったと思う」

「今後もずっとそう思われ続けて重要な仕事は任せてもらえないだろう」

 

↓  ↓  ↓

 

「それは何を意味しているのだろうか?」

 

↓  ↓  ↓

 

「私は決して間違ってはいけない」

「間違いをおかす人間は二度と信頼されない」

このような信念が自分を苦しめているのではないか?

 

このように展開してみることです。

 

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学生時代は、より完璧を目指すことで自己成長出来たかもしれませんが、大人モデルでは、完璧モデルよりもバランスモデルを目指すことが必要なケースが増えてきます。

 

自分一人の成果ではなく他者と協調しあって成し遂げていくのが職業成果や家庭生活ですので、頑張り方が変わってきているのです。

 

それでもネガティブ感情を手放せない場合は、苦しくても、その感情を持ち続ける理由を見つけてみてください。

 

「彼に裏切られた。最初から悪意があったに違いない」

→深い悲しみ、恨み

 

↓  ↓  ↓

 

今味わっている感情は、自分を被害者、相手を加害者としなければ説明がつかない。恨むことは正当なのだ。

 

「相手と関係を断ち、自分の人生を生きていく」と切り替えることよりも、恨み続ける執着のほうが上回っているのです。

 

ネガティブ感情は強い心理的繋がりですので、楽になる=断ち切るよりも苦しくても繋がり続けることを選んでいるのです。

 

自分の思考、感情に責任を持ち、「なりたい自分」を見つめ、手放すものを決めること。何が一番大事なのかを感じること。

 

それが切り替えの鍵です。

自分が主人公の人生を生きていきませんか?

 

 

 

 

 

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