行き場のない怒りや不安の対処法

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行き場のない怒りや不安の対処法

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2018/02/20 行き場のない怒りや不安の対処法

傷つきやすく些細な出来事でもくよくよ考え続けてしまう。

結果的には、「もういい、終わりにしたい」

という気持ちから、勤めている会社を辞める。友達付き合いをやめる。

家族であれば、黙りこむか、感情的にキレるなど相手が黙らざるを得ない方法を取ることもあるでしょう。

そのやり方を変えたくても変えられないで悩んでいらっしゃいませんか？

これらの対処法を取り続けると、社会的には無責任だと思われる。協調性がないと言われる。信用をなくす。孤立するなど。

家族関係では、こじれてしまうと不和になることもあります。

それではどうすれば良いのでしょうか？

まず整理してみましょう。

①自分はどうなって欲しいと期待しているのでしょうか？

②実際にはどういう状況でしょうか？

③②に至るまでに自分はどのような言動をとりましたか？

④②に至るまでに相手はどのような言動をとりましたか？

＊③と④については、役割交代をして演じてみます。あなたが相手の役を演ずるのです。

⑤演じてみて相手はどうなって欲しいと期待していたと思いますか？

***********************

いかがでしょうか？

あなたの今の気持ちは①自分の期待⑤相手の期待にズレがあり②結果が納得のいかないものであるためです。

期待というものは、とても難しいです。

自分にかけた期待でさえも思い通りにならないことも多いです。ましてや相手に対する期待など、思うようにいかなくて当たり前です。

以下の例で説明します。

入社した日に先輩から、

「何でも聞いてね。わからなかったら何度聞いてもいいからね」

と優しく言われたのに、ある日質問すると

「この前教えたでしょう？マニュアルがあるんだからちゃんと読んで。自分で考えて行動しなさい」

と怒られて裏切られた気分でした。

↓  ↓

相手も優しくて頼り甲斐があって後輩思いの良い先輩になりたいと思っていたのかもしれません。

(推測:相手が持っている自己期待)

自分の期待は、良い先輩に恵まれて良かった。わからないことはしっかり質問しよう。

(入社した日の先輩に対する気持ち)

ところが、このやり取りだけでは見えてこない互いの価値観の違いが存在します。

(先輩)

教わったことはメモするべき。

聞く前にマニュアルは読むべき。

安易に質問するのではなく自分で考えるべき。

加えて、自分が新人の頃はその程度のことは一人で対処した。仕事が終わってからもマニュアルを読んで一日も早く慣れようとしていたのに今どきは、、

(自分)

先輩は仕事について困っているときは、いつでも助けてくれるべき。

いつでも優しい言葉で説明してくれるべき。

まだ不慣れなのだから、黙っていても考慮してくれるべき。

最初に声をかけてくれた内容は必ず守るべき。

***********************

これは、どちらの考えが、良いか悪いかではありません。また期待のズレを完璧に解消しようと思う必要もありません。

この場合は、あくまでも仕事を円滑にしていく上で必要最小限のズレを解消すれば良いのです。

例えば質問するタイミング。自己判断してもいい仕事の範囲など、具体的に聞いておくのも良いでしょう。

注意する点は、この時点でズレの解消を行なったとしても、状況は変化するので、どのようなことも

× 絶対

○原則として

というふうに柔軟にとらえましょう。

また、相手が自分に対してかけている期待について、100%を目指しすぎないことも重要です。

「間違いないように頼みよ。期待しているからね」

と言われたからといって、大抵のことについては“正確であるに越したことはない”という程度にとどめる方が良いでしょう。

そこで必要以上に力み過ぎると、別件で何か失敗した時、期待された通りに頑張ってきたのに、どうしてこの程度のことで叱られないといけないのか？と怒りが湧くことに繋がります。

期待に応えたい気持ちは一旦脇に置いて、職務だからやるのだと客観的に捉える感覚も身につけてください。

様々な感情を持つことは素晴らしいことです。どのような感情も無駄ではなく、人生を豊かにしてくれるプレゼントです。

生かしていけるよう願っています。

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