今こそ他者にとらわれない自分時間を

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今こそ他者にとらわれない自分時間を

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2020/06/17 今こそ他者にとらわれない自分時間を

新型コロナウイルスによる自粛は地域や職種、環境によりそれぞれ対応も異なると思いますが今もなんらかの影響を与え続けています。

 

季節は夏にかわろうとするこの時期、自分がどう変わったのか?

振り返ってみませんか?

 

私自身は、緊急事態宣言直後は漫然と海外ドラマを真夜中まで見続けたり、朝寝坊してだらだらしてしまいましたが、数日経つと翌日一日中体が怠くて何もやる気が起こらずこれはマズイと思い、就寝時間と起床時間、飲酒量には特に気をつけるようになり、仕事が入っていなくても同じ時間に起きて着替えてニュースを見て軽く体を動かすなど行っていました。

 

とにかく体調を崩すことは防ごう。病院のお世話にならなくていいように…と

人生でこんなに意識したことはないと思います。しかも長期間。

 

よく寝て、よく食べて、代謝して、眠る…

 

これだけのサイクルを順調に行うのはなかなか難しいです。

一番難しいのは摂り入れたものを、あるいは疲労を代謝、回復させることです。

 

この回復に必要なのは頭で考えるのではなく五感で癒されることなのです。

 

ああ、心地いいなあ、楽しいな、嬉しいな、気持ちいいな、美味しそうだな、素敵だな、ワクワクするなあ、いい香りだな、清々しいなあ、ほっとするなあ、落ち着くなあ…

 

このような気持ちを体感することが大事です。

 

理想は、時間が来たから食べる、眠るではなく、その時間に自然とお腹が空き、眠くなり…という感覚があることです。

 

このように整理していくと、理屈では規則正しい生活を送っていても、特に感情発散ができていないことに気づきます。

 

テレワークが増え、必要なことを伝え合うのはとても便利ですが、必要以上のことも話しませんから、どうしても感情の動きが少ないと思うのですが、いかがでしょうか?

 

無駄な時間が減った代わりに、通勤途上に楽しむ音楽、景色、そういうことも削られています。

 

そのこと自体は仕方ないとしても、別の方法で感情を動かすことが必要と思いました。思っている以上に移動する、色々な場所に行き、人と触れ合うことは、刺激が多いのです。

 

何かのきっかけで落ち込んで誰とも話したくない、家から出たくないという時は意図的に刺激を遮断したいという防衛本能が働いているといえますが、今回のように、特にそういう理由もなく、刺激を長期間遮断すると心も代謝できなくなるわけです。

 

それに加えて、もともと敏感な人は他者からどう思われているか?と自粛が解けてきた時、環境への適応が難しく辛くなりがちです。

 

こういう時だからこそ、自分がどう感じているのか?

自分の感情を発散しているかどうか?ここに着目してください。近頃笑っていないと思えば、笑える動画を見てでも笑う。

 

先行きが見えない漠然とした不安は放置せず話してスッキリしましょう。「自分一人じゃないんだ」という感覚が大事です。すごく大きな問題に思えてたことが話してみると意外とそうでもないと思えたりするものです。

 

糸口は必ずあります。そしてそのヒントは他者から与えられることもありますが、何を選択するかは自分の内面に答えがあるのです。心の呼吸を止めないでください。

 

自分だけ社会から置いてけぼりだと膝を抱えていませんか?

その感覚、めっちゃよく活躍しているような人物も同様の感覚で焦っていたりするものです。

 

人間は放っておくとネガティブなこと見つける名人ですから。

 

自粛で粛清するだけでなく、本当に自分のための大切な時間をお過ごしくださいませ。

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